新田乃庄 寒山亭@太田
【群馬の郷土料理”おきりこみ”の総本山】
群馬県の郷土料理「おきりこみ」と平安時代の武将弁当「もっそ飯」を食べられる和食店。
鎌倉初期の頃この辺りは京都・宮中の直轄領で、この地で生産した食料を収めていたそう。
もちろん食材だけでなく食文化も通じていて、当時の高級料理だった美味しいものを今に伝えているそう。
そんな背景を伺いながら、当時に思いをはせてランチしてきました。
おきりこみは、幅広の生麺を旬の野菜やきのこなどと一緒に煮込むもの。
ほうとうの仲間みたいなもので漢字だと「法燈」と書くそう。
仏教用語で、般若心経を書いた麺を煮て食べたとか。
山梨のほうとうと違って、出汁の効いた醤油味。
あっさりしているけど野菜の旨味がしっかり出た美味しさです。
もっそ飯は「もっそうめし」「ひめめし」とも言うそうで、強い飯の意味。
せいろで季節の素材と一緒に蒸したごはんで、今回は秋らしく栗や銀杏。
ごはんにもほんのり味がついていて、ほっこりする美味しさ。
当時は強い飯なのかもしれないけど、現代ではどこか安らぐ味わい。
帰りがけにお土産コーナーのぞいてみたら…
お経を書いた麺が売られてた!
これ食べるって結構すごいよね…

